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'20.04 “NYLON” 5月号 アイリン・スルギ インタビュー 日本語訳

 

love is

レッドベルベット、アイリンとスルギの愛の形

 

 

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―2人のSNSを見ると多彩な時間を過ごしていた。
アイリン:数か月前から料理クラスに通っている。その時学んだことを家で一つずつやってみる。最近ルッコラとスライスしたトマトの間に玉ねぎを入れて、イタリアンソースと一緒に作るメニューを教わったが、とても美味しかった。実際難しい料理ではないけど(笑)
スルギ:最近はダンスを勉強するとまではいかないが、もう一度学ぶ機会が出来た。面白い。情熱も生まれて。身体をどのように使うのか周りの人に教えてもらったので、より気にして集中するようになった。

 

―これまで限りなく多様なジャンルの音楽を見せてきてくれた。レッドベルベットが何かを準備しているとなれば、とりあえずまず期待から始まるチームではないか。常に新しく、驚嘆する。何がそれを可能にしているのか。
スルギ:私たちも期待している。新しいことを始める度に「今回はどんな歌を歌うことになるのだろうか?」「どんなコンセプトだろうか?」と考えながらときめいている。ステージでの姿とそして表情の作り方、どのようなイメージを持とうか…。たくさん勉強する方だ。何より私たちのチームは開かれている。もともとデビューの時から独特のコンセプトで出てきたじゃないか(笑)出発時からトレーニングが上手くいったのか、いつも音盤が出る度に「私たちがこれを上手く消化しなければならない」ということをメンバー全員で気を付けている。私たち同士互いに意見がたくさん出る。

 

 

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―今まで発表した曲の中で「自分たちを代表するシグネチャーのような曲だ」というものをそれぞれ挙げるとするなら?
アイリン:‘빨간 맛(Red Flavor)’ではないとしたら‘Ice Cream Cake’。もう一つ挙げられるなら‘사탕(Candy)’。ファンたちといる時に一緒に聴くと何かじーんとした気持ちになる。
スルギ:完全に代表的なものは‘빨간 맛(Red Flavor)’。でも私は‘Bad Boy’を挙げたい。この曲をはじめとして「私たちはもっといろんなことが出来ます」ということを見せたいと思っていたから。もちろんデビュー当初から多様な試みをしてきたが、年数を重ねながらより完成度の高いステージに出るようになり、‘Bad Boy’の時これら全てのことがよく合っていた感じ!

 

 

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―レッドベルベットはどんなチームか。
アイリン:ある時は仲睦まじく和気あいあいと、またある時はわーわーどすんどすん(笑)
スルギ:なんだかんだ言っても音色が豊かだ。メンバーそれぞれの声に特色があって、私たちが出会った時その調和がとても上手くハマったと今でもしばしば思う。誰かがこの部分が不足しているなら、違う誰かがそれを素敵に表現してあげて…。5人の強みがきちんと合わさることで、曲が豊かに感じられるのではないか。私たちはバックコーラスまで全てしている。だから後で出来た結果を聴いて「わ、私たち本当音色が…」「これ誰だ?」「すごく上手い」と言う。良いものは良いのでどうしようもない(笑)

 

―今まで本当にたくさんのステージに立った。ステージに上がる前に念押しすることがあるとしたら?
アイリン:その歌にもっとも合うことを思い浮かべながら「これをどうやって表現しようか?」と考える。そのためには今の自分の気分がもっとも重要だから、それをコントロールしたりもする。
スルギ:とても緊張する方なので「楽しもう。楽しもう。楽しもう」と繰り返し呪文を唱える。「スルギや!緊張する必要ないよ」こんなふうに(笑)当然のことだが、楽しむエネルギーの出たステージの結果が一番良い。特にコンサートのような場合、序盤ではどうしようもなく緊張しているけど、次第に身体がほぐれた時に自分が楽しみながらしていたステージを経験したためそれを忘れられない。それが、私が考えるもっとも良いステージを作る原動力だ。

 

―観客にもその楽しい勢いが届いているようだ。立ちたいステージはまだあるか。
アイリン:みんなが集まって楽しく遊べるならそれがどこでもOK(笑)
スルギ:特別に夢のステージがあるというよりは、ファンたちにたくさん会えるところがいいんじゃないか?活動しながらだんだん大きくなるコンサート会場を見ると、不思議だし胸がいっぱいになる。もっと上手くやりたい。

 

 

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―デビューした時ともっとも変わったところがあるとするなら?
アイリン:自分をずっとモニタリングし続けてみると、こんなふうにもしてみて、あんなふうにもしてみて…。そんな試みをよりたくさんできるようになってきた。今したいことの結果が思ったより良くなければ、「それなら次はこんなふうにしてみるべきだ」と判断することができる。昔より少し自分をよく分かるようになったのではないだろうか。
スルギ:もともと放送局が怖かった。その建物が目に入ってくるだけでも震えた。緊張して。放送局の入り口に立つと、しなければならないことについて負担にも感じた。この緊張感を抱いて一日をずっと過ごさなければいけなかったからだ。それでも今はだいぶ気楽になった(笑)「あ、これくらいならこれをして、これくらいになったら準備をしたらいい」のように、経験を通して取得したガイドラインが出来たから。

 

―放送局では今やたくさん挨拶を受ける位置だろう。
スルギ:レッドベルベットの曲を聞きながら歌手の夢を育てたという後輩たちに会うとすごく不思議だ。仲良くなりたい(笑)

 

 

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―昔も今も変わらずに維持していることは何か。
アイリン:長く活動したということがあって、特に余裕が出来ることがなかった。それよりは自分によく合う一日一日を探していくようだ。与えられたことだけをしていると自分を失ってしまうような気持ちになる。私というものがなくなっていくその気持ちが嫌で、休む時も私が何をどうやってしたいのか、これについてずっと考え続けるようになった。私が今日をどのように生きていくのかということが、私にとってもっとも重要でそれが私を動かす力なのではないだろうかと思う。
スルギ:私の場合、外で力をもらう方だ。でも最近は久しぶりに家で過ごす余裕も思ったよりいいなと。寝たくなったらゆっくり寝て、ドラマや映画も全部見ているところだ。

 

 

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―最近よくする考えは?
アイリン:「一日一日をどのように過ごそうか」ということについての考え。私が与えられた時間は限りがあるので。以前は「私が望むことがあるなら、諦めなければいけないこともあるのだな」と同時に考えていた。

 

―機会費用(※機会損失とも。意思決定において複数の案があり、そのうちの一つを採用し他を不採用とした場合に得られることのできなかった最大の利益)だとか。
アイリン:執着していることも下ろすことができると分からなければ…。一日の中で数時間が与えられた時、一つでもやり遂げようとすると今は「あえてその必要があるだろうか?」と思う。違う時に目を向けてみたりもする。少し余裕を持つようにと思って。
スルギ:最近の状況ではたぶんみんなそうだろうけど、私も活気が必要なようだ。旅行を思うようにすることも多くない。去年は友だちと何度かしたがすごく良かった。その記憶が思い浮かんで、最近もたまにスマホのアルバムでその時の写真を探してみたりしながら思い返している。

 

 

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―目星をつけている次の旅行地はあるか?
スルギ:気楽に旅行ができる状況になったらオーストリアをまた訪れたい。一番好きな映画が『ビフォアサンライズ』なのだが、私がもっとも好きな映画の背景になったところで、その場面を思い浮かべることが、そんなふうにときめく毎日なんて。食べ物もおいしくて。その街には全部良い記憶だけだ。

 

 

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―誰でも疲れる時があるのではないか。スランプや少し大変な時、どのように克服する方か。
スルギ:まず自分の状態を把握することが重要だ。自分が何のせいで大変なのか原因を分析し、無理なく「それならどのような解決の方針を見つけるべきか?」とする方だ。だからノートを広げてメモしながら、自分に今もっとも必要なものは何か、どうしたら解きほぐすことができるのか探す。「外に出て風にあたってこようか?」「好きな曲でも聴こうか?」としながら、ストレスが溜まればその時その時で解消しようとする。

 

―長く引きずって溜めこまず。
スルギ:私の場合、スランプの大部分が実力に由来する時が多い。それなら練習をしなければいけないけど…。自分が練習するのが嫌なら「風に少しあたってこようか?そしたら気分転換になるだろうか?」「気分が憂鬱?そしたら友だちと会っておいしいものを食べながらおしゃべりしてみようか?」という方法で丁寧に解きほぐしていく。最大限自分の中で解決しようとする。

 

 

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―いつも持っているものはあるか。
アイリン:手が重いのが好きじゃなくて(笑)スマホくらいしか持ち歩かず、ほとんど手ぶらだが、今日も小さなバッグ一つだけ持ってきた。
スルギ:私もスマホくらい?あ、最近もう一つ持ち歩くものはリップバームだ。一度でも目についたらすぐに塗れるように。

 

 

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―2人は最近の少女たちのなりたい女性でもある。逆に自分が好きな女性はどんな人か。
アイリン:私の母。幼い時はとても怖かったが、私も大きくなるにつれて母を理解するようになり、その時なぜそうだったのか分かった。何よりだんだんとかわいい少女のような姿を見せてくださっている。
スルギ:自分に自信を持ち一生懸命する人。そんな人に出会うとフッと惹かれる。私もそのような人になりたい。だからもっと頑張ろうと(笑)

 

 

 

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