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【Red Velvet】ソロステージインタビュー 和訳【'La Rouge' フォトストーリーブック】

 

 

アイリン


―ソロステージでタンバリンを選んだことが印象的でした。特別な理由があるのでしょうか?
実は私は椅子を使ったダンスをしたかったんです。コンサートを企画したシム・ジェウォンディレクターも似たような感じのステージと振り付けを考えていらっしゃいました。コンサートを企画する最初のミーティングの場で、ジェウォンディレクターが椅子と2つのタンバリンを活用してみるのはどうかと提案してくださったんですよ。その時見せてくださった試案はある映画の一場面だったのですが、私が考えていたステージのように複数のダンサーたちと魅惑的なダンスを踊る場面でした。それまでレッドベルベットがお見せしてきた感じとは違って気に入りました。私があんな雰囲気を好きだとも思って。

 

―次はどんなステージを作ってみたいですか?考えているアイテムやステージの構想はありますか?
私が練習生の時、BoAオンニのコンサートを観たことがあります。その時オンニがダンサーたちとミュージカル式のステージを構成していたのですが、本当に感動的でした。未だに忘れられなくて、次はそんなミュージカルのようなステージをしてみたいです。

 

ジョイ


―ジョイのソロステージは強烈な赤いタンゴの衣装を着て魅惑的なダンスをしていたのが記憶にあります。練習しながら大変ではありませんでしたか?
私がそれまで踊ってきたダンスのスタイルとは違ったのでとても大変でした。実は私はボーカルの際立つステージはどうかと考えていたのですが、メンバーのうち2人が歌を歌うので「タンゴをテーマにしたパフォーマンスをするのはどうだろうか」という提案があったんです。私によく合っていると思うということで。

 

―全く分かりませんでした。広い舞台をぎゅっと満たしている感じがありました。
タンゴというジャンルが、うわべだけを学んだのではその特有の雰囲気を出すことは簡単ではありません。なのでパフォーマンスに重点を置くというよりは、タンゴというコンセプトを上手く生かそうとしたステージを作りました。だから良いステージになったようです。機会があればタンゴというジャンルをもっと深く学びたいです。

 

―次のコンサートではジョイのボーカルが際立つステージを見ることができますか?
本当にしたいです。何をするにしても、常に与えられたステージに最善を尽くそうとするでしょう。意図したわけではないですが、今回のソロステージもとてもコンセプチュアルになっていたじゃないですか。次のステージも周りの人たちの意見を参考にして決めてみようと思います。時には周りの方々の方が、私が上手くできることをさらによく知っている時もありますから。

 

―ギャップとしてトロットの方面にも素質があると聞きました。ジョイのトロットステージも期待しています。
デビュー初めに得意技を作らなくてはならなかったのですが、物真似は上手く出来なかったんですよ。最後の方法としてトロットを歌いました。私はトロットの中でもシム・スボン先輩のように静かでもの哀しい感じが好きです。人々が考えるトロットは明るくキラキラしていて笑っているような姿じゃないですか。私がもしコンサートでトロットをするなら、とてももの哀しいステージになりそうです。

 

―もの哀しいトロットだと、私たちが考えるジョイとはとても違いますが?ひょっとしたらジョイという名前とは正反対ですね。
そうです。だからジョイという名前も、私がもともとクールで静かな性格だから「明るくて楽しいといいな」という意味でつけたものです。でも名前のおかげでとても明るくなりました。番組に出ている時もそうです。芸能人は大衆に明るく肯定的なエネルギーを与えなければいけない職業ですから。私はやっぱり番組に出ながらそういう姿をたくさんお見せするよう努力しています。

 

スルギ


―スルギのソロステージが印象に残っています。仮面、紙を破るパフォーマンスが印象的だったのですが、誰のアイディアだったのでしょうか?
私のアイディアでした。私の中の何かを表現することができるステージをしたかったんですよ。私が練習生を7年したので、一生懸命練習したダンスや歌をステージでお見せすることは自信がありました。でも私が感じた感情を表現するのはあまり得意じゃないんです。だから今回のコンサートをきっかけにそんな過程を学びたいとも思って、アイディアを出してみました。

 

―だからスルギの考えをそのままステージで表現したんですね。
多くの人が仮面をかぶっていると思います。みんなが胸のうちを明かすことなく流れていくこの社会に慣れて暮らしているじゃないですか。だけどそれを短い時間で観客たちが簡単に理解できるように解き明かすのは難しいです。始めはステージの上で絵を描いて最後にそれを破ろうと考えていました。ですがそうすると私の意図とは違って、まかり間違えば悪い方へ解釈されうると思いました。

 

―それでは後ろでLEDライトに歌詞を映した理由は、もしかして意図とは違う風に解釈されるかもしれなかったからですか?
そうです。なぜこの子が突然スマイルの紙を取り出して、それをどうして破るのかということについての説明をLEDライトでお見せしたかったんです。

 

―スルギがソロステージを通して伝えようとしたことは何でしょうか?
社会生活をしながら誰でも仮面をかぶっている状況がありますよね。ですが自身の姿を忘れてはいけないという内容を伝えたかったです。そして私の自我を表出できるようにならなければと思いました。だからその仮面を破って、自身の姿をぱっと広げて見せられるようにと願う気持ちでした。

 

イェリ


―ソロステージで自作曲'스물에게(Dear Diary)'を歌いました。
私の誕生日パーティ以降、たくさんの方の前で自作曲をお見せする機会がありませんでした。始めは「果たしてこの曲を上手く歌えるだろうか?」という悩みもたくさんしたんですよ。今回のコンサートの序盤部分のコンセプトが蠱惑、魅惑的な雰囲気でしたから。シム・ジェウォンディレクターが「だからこそきみの'스물에게(Dear Diary)'がより特別だ」と言ってくださって勇気が出ました。

 

―ファンたちにどんな意味で'스물에게(Dear Diary)'を贈ったのか気になります。
私が20歳の時に書いた曲です。私の声だけで録音して世界に出た初めての曲でもあります。だから本当に愛着があります。この曲を「どこかでは歌えるだろう」と考えていましたが、コンサートで出来るとは思っていませんでした。たくさんのファンたちが望んでくれたということもあって、それでソロステージとして選びました。曲の最初の部分は無伴奏で始まります。歌うたびに震えて、それで後悔します。「私がどうして無伴奏にしたんだろう?」って(笑)

 

―'스물에게(Dear Diary)'は歌詞がとても良いですね。
20歳の私自身へ伝えたかった言葉です。練習生を経てレッドベルベットの活動をしながら、私も時にはつらくて悲しい気持ちを感じる時があったんですよ。もっとも大変だった時期がまさに20歳の時でした。その時、「私が他の人からどんな言葉を聞きたいだろうか」という考えで歌詞を書きました。

 

―今は大丈夫ですか?大変なことは減りましたでしょうか?
もちろんです。こんな時もあるしあんな時もあるでしょう(笑)

 

ウェンディ


―ソロステージとして'Light Me Up'を歌いました。どうしてすることになったのですか?
私が'Perfect 10''Kingdom Come''Light Me Up''장미꽃 향기는 바람에 날리고(Rose Scent Breez)'のような感じの曲が好きです。シム・ジェウォンディレクターにジャズジャンル、またはピアノだけが静かにかかっているバラードとしてソロステージを作ってみたいと伝えました。曲に、よりハマって落ちていくように思ったんですよ。なので'Light Me Up'を選びました。

 

―メンバーたちと一緒のステージとソロステージ、どんな違いがありますか?
レッドベルベットの5人とダンサーチームが一緒のステージをたくさんしていたら、突然一人ぽつんと残って歌を歌うんですよ。だからステージだけでなく、客席にまでエネルギーをぎゅっと満たさなければいけないという負担感が大きかったです。その上'Bad Boy'のステージがまさにその次で息まで切れた状況で本当に震えました。

 

―パフォーマンスステージをしても上手くできると思います。
全くそう思えません。'RBB'の最後に一人で踊るパートがあるのですが、私はそれも緊張で震えましたよ(笑)なのでソロステージをパフォーマンスで構成したアイリンオンニとジョイ、スルギは尊敬です。ダンスについては自信が大きくはないのですが、コンサートを重ねてだんだん良くなってきました。いつかは私もパフォーマンスでステージを作り上げる日が来るでしょう。

 

―ウェンディのダンスの魅力は何でしょう?
見た人だけが分かるそんな感じがありますが、私はパワーがあります。ダンスは基本の動きの上に本人の雰囲気を加味して表す芸術じゃないですか。まだ技術的には不足していても、私だけのスタイルを探していこうとしています。ダンスについて正解はないんですよ(笑)

 

 

 

 

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