ザッピング

チャンネルはころころ変わる

アイリンさんと、そしてぺジュヒョンさんへ

 

こんにちは。アイリンです。

雪もたくさん降って寒くなりましたが、皆さん元気にしていらっしゃいますか?

遅くなりましたが、こうして文字においてでも挨拶することになり、震えるような気持ちです。

まず初めに、私の不足により多くの方にたくさんの苦痛と心配をおかけし申し訳ありませんという言葉をお伝えしたいです。

私は2009年、19歳という年齢で練習生生活を始めてから今まで、レッドベルベットのリーダーとして皆さんの前に立つことが人生の全てでした。幼いなら幼く、年長になれば年長になるように、芸能界という小さな社会の中で生きながら、自分の仕事においては誰より上手くやりたくて、それをきちんとやり遂げることが私に与えられた一番重要なことだと考えてきました。自分なりに周りの方々と上手くやっていると思いながら過ごしていたため、私のコミュニケーション方法や、その表現に問題があるかもしれないとは知らず、コミュニケーションの方法は一人一人異なるのだとだけ考えていました。この度のことで、大衆はもちろん、周りの方からも多くの心配とお叱りを受け、それらを通して私自身を静かに振り返ってみる時間を持つこととなりました。そして過分にも、私の周囲には、私を大切に思ってくれるメンバーたち、ファンの方々、スタッフの方々がいて、その方々のケアのおかげでこれまで特別な問題なく活動ができていたことを悟りました。

時間を戻すことができないように、私も以前の姿には戻ることのないよう多くの努力をします。言葉と行動の重みを知り、さらに成熟した人になるようにします。これからレッドベルベットのリーダーとして、歌手として良い姿をお見せするだけでなく、人間ペジュヒョンとしても皆さんを失望させることのないよう努力いたします。

私の不足によって生じたことが原因で、万が一にも誰かが非難されることがこれ以上ないように願います。遅くなりましたが、新年たくさん福を受け取ってください。

 

 

 

 

 

 

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通知を見た瞬間、時が止まった。

 

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10月23日から(うん、わたしはこの日付を忘れることはないと思う)約3か月、インスタはもちろん、Lysnもbubbleも更新することのなかったアイリンさん。元日のSMTでは今回のことに関しては何も触れなかったけど、レッドベルベットとして戻ってきてくれたことが答えなんだと思って、それをただ受け止めました。何もなかったかのように活動を再開するだろうと考えていたわけではないけれど、こんなに突っ込んだ文章を見ることになるとは予想していなかったので、突然のことに気持ちが追いつかず、言葉にするのがとても難しいですね…読み進めていくのがつらくて苦しくて、涙が止まりませんでした。この3か月をどういう思いで過ごしてきたのか、何を考えて、毎日がどれほど重い時間だったか。「レッドベルベットのリーダーとして皆さんの前に立つことが、私の人生の全てでした」きっと芸能人ならみんなこういう言葉を言えるのかもしれません。でもわたしは、アイリンさんに関して、それが本当にそうなんだろうということをすんなりと受け入れられます。だって見てきたから。人生の全てだと言い切れる仕事で、「誰より上手く」やろうとし、それが「一番重要なこと」だと思ってきた彼女の姿がずっとずっと好きでした。アイリンさんがいることに安心しきって、アイリンさんの努力が見えなくなるくらい近くにいすぎたような、そんな気がします。自分でも何を言っているかよく分かりませんが…

もうやめなよ、とは言いませんし言えませんし言いたくありませんが、やめてもいいんだ、休んだっていいんだよと本当に心底思います。今まで「誰より上手く」やらなきゃいけないと、努力に努力を重ねてその上からさらにまた努力で固めたような生活をしてきた人が、これからまたどうやってそれ以上の「努力」をするんでしょう。弱さを見せず、愚痴も吐かずに、グッと自分の中にこらえて一人で処理しようとする。それはアイリンさんの性格なんだと思うので、もうちょっと周りを頼ってもいいんじゃないとか、そんなに頑張らなくてもいいんじゃないとか、無責任な感想は持たないように、アイリンさん自身が楽なようにやればいいんじゃないかと思ってきました。でも、ピンと張りつめすぎた糸は、いつか必ず弾けてしまうような気がして怖くなります。SMTでは、もともと細いその身体が、さらに細くなっていましたね。スカートから伸びた足や、服に覆われなかった二の腕からそれがありありと分かって、胸が痛かった。躊躇いがちな話しぶりも、考えすぎかもしれないと、そう見るからそう見えるのだと思っても、本当はすごくつらかった。カムバだって、しなくていいんです。喜びたいのに、喜べないのが悲しくて、喜ぶのが正しいように感じて、それでもやっぱり喜べない自分がファンとして間違っているのではないかと、どうしても考えてしまいます。

どんな道を選んでも、アイリンさんの行く道が、わたしの行く道だと言いました。でも無理をしないでほしい。自分を責めないでほしい。自分を追い込むのはやめてほしい。だけど休むのも、負担なのかもしれない。それもまた自分を責めることになるのかもしれない。この文章を、有料会員だけがアクセスできるACEではなく、無料会員も見られるBASICに上げたんだということに気づいてまた泣きました。そういうあなたの小さな正しさが、降り積もってあなた自身を追い詰めることのないよう願います。何より力になりたくて、誰よりそばにいたいのに、結局何もできなくてファンであることの無力さを痛感しますね。言いたい言葉はたくさんあるのに、無理しないでも、ありがとうも、何を言っても負担になるような気がしてコメントもできません。「信じてる」という言葉は正直この年になっても意味がよく分からないし、あまり良い言葉じゃないと思うから言いません。アイリンさんがただアイリンさんだから、わたしはアイリンさんが好きなんだと思います。失望したことなんてありません。時間を元に戻すことはできないかもしれませんが、振り返ればいつもわたしの光だった以前のアイリンさんも、そして懸命に生きようとするこれからのペジュヒョンさんも愛してます。わたしには韓国語の素養はありませんが、なんて綺麗な文章なんだろうと、泣きながら頭のかたすみでボーっとそんなことを思っていました。こちらこそ遅くなりましたが、新年たくさん福を受け取ってください。新しい一年がアイリンさんにとってどうか暖かく、穏やかで、笑顔と幸せだけが満ちたものでありますように。

 

 

 

※BASICとは言え、SNSではなくLysnに上げられた文章を心の内に大事に留めておくべきかと思いましたが、既にニュース記事としてまとめられているようなので、ある程度不特定多数の人の目に触れるであろうことは了解済みと捉え、文章を訳してアップします。本当に綺麗な文だと感じたので言葉を選びながら訳しましたが、これを読んだファン以外の方が彼女に対してネガティブな印象を抱くことがないよう願います。