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ワナワンへ、最後の手紙:2019 WANNA ONE Concert [Therefore] ∴ Therefore, We Were One

 

こんなにも悲しくてただただつらいだけのさよならを想像していなかった。

ワナワンが、ワナブルに何度も手紙を書いてくれたから、私も最後に書いてみるね。

 

 

ワナワンへ

 

昨日、ミニョンからの手紙に「どんな言葉から始めればいいのか…」という一節があったけど、こうやって言葉と向かい合おうとすると本当にその通り、伝えたいことはたくさんあるはずなのにどんなふうに始めればいいのか見当もつかないみたい。

 

出会いから書いてみようか。

私は別にプデュには興味もなくて、だからどうやら「ワナワン」というグループが結成されたらしいというニュースもちゃんと見ていなかったんだけど、やっぱりK-POPは好きだしあまりにもみんながワナワンワナワン言うもんだからデビュー曲くらい見ておくかと思ったんだ。

そしたら'Energetic'がとてもとてもどんぴしゃに私の胸に突き刺さって、狂ったようにメンバーを覚えようとして、ワナゴーも徹夜して一気に見たっけ。あの時の最大瞬間風速は、他のどのグループを好きになったときよりもずっと強い力だったと思う。

 

そんなことを、昨日これで最後となる大好きな大好きな'Energetic'を見ながら思い出したよ。なんて美しくて高まるイントロなんだろうときっとこれからもずっと思うでしょう。

 

やっぱり単コンに行けたことが一番の思い出かな。

みんなみんなキラキラと、強いつよい光を放ちながら歌って踊っていた姿が今でもありありと思い浮かぶ。単純にとても楽しいコンサートだった。それから韓国で合同イベのトリとして会場中を沸かせるワナワンを見られたのも、本当に貴重で大切な記憶なんだと今なら思う。あそこにいる全員がワナブルだと思ったくらい。

 

ワナワンがワナワンであった約一年半の間に、K-POPにおいても私個人においても本当にいろんなことがあって、環境も考えもめまぐるしく変わっていって…昨日どうしてあんなにメンバーが謝るのか全然わからなかった。申し訳ないのは私の方だ。いつも中途半端で、いつもワナブルとしての自分に自信がなくて、でも好きで、でも本当はちょっと嫌になるときもあったりして、、謝らなきゃいけないのは私であって、ワナワンじゃないんだよ。

 

それでも間違いなく、今の私がいるのはワナワンとワナワンとしてのミニョンがいたから。ミニョナ、あんなに泣くから今は正直これが正しかったのかどうか私はわからなくなっちゃった。まだ「おかえり」はとっておくね。もしも戻ってきてくれるなら、そのとき伝えたいから。ミニョンにとって何が一番の幸せなのか、どんな道に進んだとしても、私には考え続ける必要があると思う。

 

私が勝手に友達だと、仲間だと思っているジソンア。

同い年のジソンが必死に夢を追いかける姿にどれだけ力をもらったか知ってるかな。いつも優しくて、笑顔で一生懸命で、昨日最後の挨拶で「桜が咲くたびにワナワンを思い出してください」と言っていたのが聞こえた瞬間つらくてつらくて、でもその言葉が本当に綺麗でジソンらしくて……きっとこれからのジソンの人生には正直厳しいときもあると思うけど、これからは自分のことだけ考えてほしいし、どうか誰よりも幸せでいてほしいし、その助けの一部であり続けたいんだよ~~。

 

そしてソンウンちゃん。

ソンウンちゃんの持つ強さや明るさって生まれもったもので、砕けた言葉で言うと陽キャ的な、本当に私とは正反対の人物だと思っていて、もしも近くにいたらとても近寄れないだろうと思うくらいの光を放っているのだけど、私はそんなソンウンちゃんの強い眼差しにいつもいつも力をもらってきたんだと思う。昨日も最初からずっとカメラに映るたび優しく笑ってくれて、ナヤナで振り返ったときも楽しそうな笑顔で、ソロでは会場の奥まで届くような真っ直ぐな眼差しで、カメラ越しだとしても「あ、いま目が合ってる!」なんてそういうときめきをずっとずっとくれたソンウンちゃん。

歌が上手くて、なのにダンスも上手くて、自信たっぷりに輝いていて、小さくて大切なソンウンちゃん。

ワナブルを愛しているということをずっとずっと伝え続けていてくれたから、何も不安なんてなかった。本当にワナワンのハソンウンが大好きでした。ソンウンちゃんで幸せだった…!

 

 

今日みんながそれぞれSNSを更新していたね。

ジェファンやソンウンちゃんのようにメッセージを公開する人、ミニョンやオンさんのようにコンサートの写真を載せる人、表現の仕方が違っていても言いたいことは同じだと分かる。

これから先、11人それぞれが自分の足で歩いて行くために、きっとあの最後の演出は必要だったのだと思いたい。もっと未来を感じさせる演出の仕方もあったのではないかと、つらすぎてどうしてもそう思ってしまうけど、きっと一人一人が区切りを打つことが大切なんだよね?

 

どうか幸せであるように。いつも健康でいて。

他のどんなグループよりも、ワナワンこそが私にとっての「アイドル」でした。とても眩しくて強い光でした。夢を追いかける姿が夢そのものでした。

11人11通りの輝かしい未来を願っている。お疲れさま、ワナワン。別れは予想よりもずっと苦しくてつらいものだったけど、好きになったことに後悔はないよ。出会えて本当に良かった。ワナワンになってくれて、たくさん素敵な曲を届けてくれて、同じ時代に生きてくれてありがとう。

春風が過ぎたころ、私たち必ずまた会おう。

 

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