繊細で弱くて、その弱さゆえにあらゆる痛みを理解して、かといって弱いだけじゃなくて一番大切なことを常に貫ける強さのあるきみが好きだった。
その不安定なところが、ゆらゆら揺れてしまうところが、どうしようもなく好きで、「すきだよ」って伝えて安心させたくなってしまっていた。いつも。
紡ぎ出す歌詞の美しさがすきだった。
同じ景色を見たとしても決して私には思いつかないような綺麗な言葉で描写してくれる、きみの世界がすきだった。
くだらないことにすごい声で笑う姿も、すぐに感動して泣いてしまうところも、自信たっぷりに格好つけて歌うところも、メンバーにいじられてムキになって怒るところも、背の低いところも、重心の低いダンスも、牡蠣に当たってコンサートに穴を空けちゃうところだって全部。すきだった。
誕生日に言ってたじゃないか。
「僕が息をするだけで誰かの喜びになるなんて」と。
ラジオを降板する日にたくさんの人が駆けつけてくれたのを見て言ってたじゃないか。
「僕はこんなに愛されてるんですね」と。
タトゥーだってずっと入れたかったのをやっと実現できたんじゃないの?私あんなに悩んだのに。
違う、たくさんの人に愛されるきみじゃなくても、全てから逃げてしまっても、歌手じゃなくたって、生きていく方法はたくさんあったのに。
家族にだけ愛されるようなそんな人生だっていくらでもあったのに。
私にたくさんの幸せと喜びをくれた人が「僕は幸せじゃない」と言って自らを消してしまったら、どうしたらいいのかわからない。
今どうですか。そちらは暖かいですか。寒くないですか。
きみの愛する人たちに大きな衝撃を残していったこと、後悔していませんか。
そちらには誰かいますか。寂しくないですか。
そちらでは音楽はやりませんか。
音楽の神様に愛されすぎてしまいましたね。
気分は楽になりましたか。
もう悲しいことも、傷つくこともない場所にたどり着けましたか。
こちらは悲しいこともつらいこともたくさんある世界ですが、それでも一緒に分け合って生きていきたかったと言ったら悲しい顔をしますか。
ちょっと早すぎるんじゃないでしょうか。
まだ見送れない私でごめんなさい。私が「歌ってほしい」と願うことできみを追い込んでいたのだとしたら。それでもそちらでも音楽に囲まれていてほしいなと思ってしまって本当にごめんなさい。
なんだか他人事みたいで、実感もわかなくて、眠れないからあてもなくブログなんか書いているけど、朝になって後悔するかもしれません。きっと明日か明後日か、一週間後か一か月後かわからないけど、急に実感してたまらなく悲しくなるんだと思います。
今はすごく寂しくて悔しくて悲しいです。
そこだけ理解してください。こんなことをしたきみに怒ってないと言えば嘘になります。
それでも私は生きていかねばならないと、変な話だけどこうなって強く強く感じています。
おいしいもの食べて、大好きな人たちと笑って、傷ついて、悩んで、やりたいことやって、夢を掴んで、私はきみの分まで生きてみせます。
だからまだ時間はかかるけど、必ず会いに行って、言いたいこと全部言ってやるので待っててください。
「今まで」とは言いたくないから、「いつも」ありがとう。
수고했어요. 정말 고생했어요.
그댄 나의 자랑이죠.