ヨジャチングの新曲「FINGERTIP」はお聞きになられたでしょうか~?
「たんたんたん!FINGERTIP!」と耳に残るフレーズも、真似したくなる振付もさすがのヨチンだ。コンセプト自体はこれまでの学校3部作や前回のナビレラからは大きく方向性を変えたものの、どこか感じさせるレトロさや「なんだか少しダサいよね」というこの感じこそがまさしく彼女たちである。この「ちょっとダサいこと」を全力で真面目にやるというのがヨジャチングなのだ。
なのに、どうしてこんなに寂しいんだろう。
今夜公開されたコレオver.を見ていたら、急に寂しくなってしまった。
このコレオver.は本当に素晴らしい。
ヨチンをヨチンたらしめる「カル群舞」ここに極まれり!である。今までとは違う曲調にかっこいい振付、そして軍服っぽい衣装、それらすべてが彼女たちをかっこよく見せている。6人が6人ともに充分踊れるし、表情管理や魅せ方も本当に上手くなった。
しかしなんだかその分ヨチンが遠くに行ってしまったような気がするのだ。
あの頃、雨に濡れるステージで何度も転んでいた少女たちはもういない。爆発的に売れ、一気にテセへの階段を駆け上がり、韓国では一般人までもがヨチンのカムバックに注目しているという。
ヨチンの魅力は「アイドルなのに等身大で、自分でも友達になれるんじゃないかと思えるところ」にあると思っていた。だからどんなに売れても、どんなに高みへと昇っても、その無邪気な少女らしさを失わないでいてほしいと思っていたのに。
少女は、大人になってしまったのだ。
ファンって勝手ですね。FINGERTIP自体は好きだし、ヨチンペンであることに変わりはないけど、消化に時間がかかりそうです。