ザッピング

チャンネルはころころ変わる

また、春

 

 

 

 

金曜日。「今日はSHINeeがMステに出るね!」と友だちから連絡が来た。仲はいいけど、連絡が頻繁なわけではない友だち。彼らが出るから、私を思い出してわざわざ連絡してきてくれたその暖かさが胸に痛かった。

最近思うこと。そういえばじょんうのことを考える時、その後ろに誰かの影を見たりしない。誰を好きになって何を見ても、いつだって誰かを重ねながら気持ちを固めてきた3年間。今やっと、その人をその人としてだけ見ることができるようになったのかもしれない。それが、たまたまじょんうだったってことなのかもしれない。

今日はアイリンさんの夢を見た。待ち合わせをして、アイリンさんのもとへ行く。アイリンさんの手を引いて、みんなのいる部屋へ連れて帰る。部屋のドアを閉める前、こっちを突き刺すように見ている人たちの顔が目に入った。儚くて、支えていないと消えてしまいそうだったアイリンさん。ただ、わたしの心の奥底に押し込めていた考えが出てきただけの夢だって分かっている。アイリンさんのことだから、きっと見えないところでウェンディちゃんの応援をして、しっかりサポートをしているんだろう。だけど全く音沙汰のないことが、本当はいつもとてもさびしい。インスタを更新してほしいわけじゃない。bubbleをしてきてほしいわけでもない。わたしが寂しいとどこかでこぼしたところでアイリンさんの目に入ったりはしないけど、負担になるようなことは絶対に言いたくなかった。それでもただ、姿を見たいなと思う。毎日笑顔になるようなことがあるか、考えたりする。

心の隙間に、じょんうがぐんぐん入ってくる。アイリンさんがわたしの光なら、じょんうはわたしの花だった。わたしを癒して、ふわっと笑顔にしてくれるような花。彼は目撃情報が多い方だと思う。買い物へ行ったりカフェに行ったりしているところをよく捉えられている。じょんうがどんな様子だったか、どれだけ快くサインに応じてくれたのか、興奮と緊張が伝わってくるようなツイートで知るたびに暖かい気持ちになる。ファンが「いつも幸せでいてね」と言えば「僕より幸せでいてください」と返し、「一日に100回笑顔になるようなことがあるようにね」と言われれば、笑いながら「一日に1000回笑顔でいてください」と言う。bubbleの最後は、いつも私たちを心配して「ご飯ちゃんと食べて」「やりたいこと全部やって」「ゆっくりして」そんな言葉で締めくくられる。ねえじょんう、わたし必ずじょんうより幸せでいるから、じょんうはそれよりもっと幸せでいてね。

友だちには正直な気持ちを打った。もう4人はずっと見てないし、見られないこと。わたしの気持ちを受け止めて、「謝らないで」と言ってくれる友だちがいて、わたしは幸せだと思う。

 

 

 

8日は去年訳した文章を読んだ。あの文を読むと、とても慰めになるような気がする。今年は何も言わず、ただ春のあたたかな光の中笑う自分の写真をアップしたイェリ。おそらく想いを込めて添えたのであろう、たった一つの絵文字と、それをちゃんと受け取ったわたし。

きっと、お互い同じスピードでここまで歩いてきたんだと思った。