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最近のこと⑪ 2019年末に寄せて

 

古川雄大TOUR 2019 ~Love Songs~

今月の5日、古川さんのライブへ初参戦してきました!

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ツイッターでは散々言いましたがなんと…大変恐ろしいことに………1階A列という席を引き当てまして……あるんですねそんな席が……?存在していたんですね最前というものが……?いろんな界隈を渡り歩いてかれこれ8年ほどオタクやってますが、初めてでした。いや生きているといろんなことがあるな…………?FC会員になって初のチケット申し込みだったしあからさまなビギナーズラックだろうなと思いつつ、「因果応報」の言葉に沿って生きている人間なので、こんなとんでもないことが起こるともう後の人生すっかりダメなんじゃないかと思ってびくびくしちゃう。。

お顔が良~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い!せかいいち!と本気で思っているタイプのファンなので、遠くからひっそりオペラグラスを覗きながらむふむふ堪能したかったし、何より自分の顔を見られたくなくてどうしよって割と真面目に行きたくなくなったけど、まあもちろん行った結果、最前の威力ハンパなかったです。着席した時点で「これは…近すぎるのでは……」ってなってたけど、暗転したステージにとことこ古川さんが歩いてきて後ろからライトに照らされたそのシルエットが浮かび上がるとあまりの近さに頭がついていかなくなり、お顔がはっきり見えた瞬間「あっ無理」って悟ってどこ見ていいかわかんなくなってドラム見てた。ドラムかっこいいよね。1曲目本当にチラ見状態で、ちらちら見ては目をそらすっていう挙動不審状態だった。でも2曲目で「立ちなさい!」「顔が固いね!そんなんで大丈夫?!手を振って!!」ってドS古川さんに煽られて笑っちゃった…最高じゃん?緊張を与え、また緊張をほぐす男古川さん、最高じゃん……結果的に3曲目の「世界の王」を一緒に歌わされたことですっかり楽しくなっちゃった。「マーキューシオの気持ちになって!」は「マーキューシオの気持ちとは????????」だったけど。でも「世界の王」は好きな曲だから嬉しかったな~~バンドだから原曲よりもっと低音が効いたロックぽいアレンジになってて、古川さんもミュージカル歌唱というよりそのままかっこよく歌っててすごく良かった。

ベージュのジャケットの下に着た黒いゆるゆるの裾絞りのトップスからグレーぽいパンツに包まれた細い脚がすらっと伸びてて、足元は少しゴツめのローファーだったんだけど、靴とパンツの隙間からパッキリした明るいオレンジの靴下が見えてたのがシンプルな色合いの中ですごくアクセントになっていて、個人的にずっとそこがかっこよくてたまらなかったよ……あのオレンジまでスタイリストさんが決めてるのだとしたらプロってすごいなって思う。あれは最前の贈り物だった。「暑いね!歌ってるときよりMCで汗かくっていうね!w脱ぎます」って言って割と早々にジャケット脱いでたけど、腕も細い。ちゃんと食べてる?

 

覚えてる範囲でMCメモしておく。言い回しは適当です。

・「最近いろいろ発表されましてね。発表されたばかりのコンフィデンスマンJP!大富豪の長男という役ですけども、どんな役だと思います?味方?敵?」『悪い役ー!』「…うん、まあこの顔だからね、悪い役だと思うよね」

・「(コンフィデンスマンのロケについて)マレーシアのランカウイ島っていうすごく小さい、南国の?島でやったんです。東京ドームで言うと………いや俺東京ドームのサイズ分からないな、つい口に出しちゃったけどwwうーん本当に小さくて…四国くらい?(ざわめく会場)」「フォーシーズンズってご存知ですか?そう高級ホテル。そこが舞台だったから、必然的に役者もそこに泊まれるっていう。そこから役作りできたよ。もうすごいの、部屋が(ステージを見渡して)ここ2つ分くらい?泊まったことある人?……はい、今手を挙げた人はお金持ちの人ですね!」

・「ご存知の通り僕甘いものが好きなんですけど、レモンティーが美味しくて!甘いの。もう毎日飲んでたね。あと菊のお茶!知ってる人いる?あ、いた、あれ美味しくない?!…うん、今ちょっと間を置いてから美味しいって言ったね。それはあんまり美味しくないってことだよ。俺は気に入ったんだけど。あとね、ホワイトコーヒーって知ってる?バターをなんかこうして…ごめん、俺さっきから全然説明できてないねwwwこれが美味しくて、一番のヒットでしたね!あ、いやレモンティーとかもヒットだったんだけどね!」「お土産たくさん買っていこうってキャリーケースぱんぱんにしてね、気づいたの、俺友達いねーや……」「だから今家にたくさん並んでる!欲しい人いる?あげる!うちまで取りに来て!」

・「トップナイフにも出演が決まりまして…いやあの錚々たるメンバーのね、あのポスター見た?!すごくない?!あの時がほぼはじめましてだったんだけどもうガチガチではじっこでこうやって(身体をスンって細くする真似)」「バーのオーナーなんだけど、チャラチャラして女の子好きな役です、台本面白いよ」

・「あともう一つ個人的なことで重大な発表がありまして………皆さんにも関係あることなんですけど…………」「わたくし古川雄大………………いきなりステーキのポイントがなくなりました!!!!!!(怒)」「この話ラジオでも何度もしたよね?!飽きた?聞いてない人いる?!いた!一人でも聞いてない人がいたら喋るぞ俺は!」「18000ポイントあったんですよ!通い詰めてやっと貯めて…それでこの間久しぶりに食べに行って、レジで会計してレシート見たら300ポイントしかなくて、店員にね言ったの!『あの僕18000ポイントあるはずなんですけど?何か間違ってませんか?』って!そしたら『あ~一年以上経ってるんじゃないですか?』って!!!!仮にそうでもその言い方はないでしょ?『あ~一年以上経ってるんじゃないですか?』って?!書いておいてほしい!ポイントは一年で消えますってお店の入口におっきく書いておいてほしい!!」「お金もかかってるんですよ…3000円×60回くらい…いくら?20万くらい?」『じゅーはちまん!』「18万…は20万でしょ!18万はもう20万だよ!」「3日くらいほんと落ち込んで……」

・「(ロミジュリの話)31歳で若手だらけの中ロミオだったものの、一番若いなどと言ってもらえて、でも身体は31だから追いつかないところもあるんですよね、髭消しを使っていました」「いや剃ってますよ!そんなに濃い方じゃないし…でも浮いてきちゃって、今までは必要なかったけど使うようになりました」「それで一幕終わって、幕間で髭消し塗って、二幕始まってみんなが対立してるシーンがあるんですけど、そこにこう入っていって見たらなんかみんな変な顔していてあれ?って。まあいいやってスルーしたんですけど」「そのあと(木村)達成が『オランウータンに見える』って言ってきて。あとでメイクさんに聞いたら『髭消しが濃すぎて口の周りが』って…そんで達成(怒)っつって…それであだ名がゆんからうーたんになった真相はこれです」

・「来年もトート役が決まりまして……あのね今日は本音で話します。腹割って話すと、トートって自分の得意分野だと思ってたんですよ。人じゃない役?似合うって。ほら黒執事とかさ…得意分野だと思ってたんだけどもうぼっこぼこでめちゃくちゃしごかれて、簡単に憧れていたわけじゃないけど得意分野だと思ってたから余計に大変で。だから来年は高い壁に登るイメージで(登るジェスチャー)」「来年は今年のトートをぶっ壊します!」『おお~~~~!!!!(拍手)』「あ、幕開けて今年と同じでこんなして立ってたら『ぶっ壊してねえじゃん!』って思ってね。でもぶっ壊してやるつもりです!」

 

エリザ、楽しみだな…「愛と死の輪舞」歌ってくれて嬉しかった。やっぱり美しい、ひたすらに美しい曲だから、たくさんあるトートの曲の中で選んでくれたのがこれで嬉しかった。お顔は古川さんなのに、最後の音を伸ばしながら遠くをまばたき一つせず見つめる色のないまなざしがトートだった。

「今日は皆さんに会いに来てもらったけど、これからは皆さんに会いに行く機会が増えると思う」って言いながら最近発表された映像出演作のお話しつつ、「でも舞台には立ち続ける」ってはっきり明言してくれて嬉しかった。やっぱり私の中で古川さんは舞台の人、生の人なので。

ミュの曲と自分の曲と半々くらいかな?って思ってたから。自作曲中心だったのもびっくり嬉しいだったよ!古川さんのちょっと古臭くて、まっすぐでクサイ歌詞と音すきだ。そのままそっくりそういう人間なんだろうなってありのまま受け止められる気がして。時にしっとり、時にかっこよく歌うアーティスト古川さんはどこまでもただただかっこよかった!お顔はもちろんだけど、歌う姿勢、客席を煽る姿、ギターをかき鳴らす腕、くしゃって寄る笑い皺まで、素の32歳の古川さん本当にかっこよかった。正直ミーハーな気持ちと、あとちょっとミュージカルチケット取りやすくなるかなって邪な気持ちと、お顔が良いって気持ちだけでFC入ったようなもんだったけど、なんかちゃんと好きになった感じがする。お顔じゃなくて、「古川雄大」って人を好きになった。行ってよかったです。

……これ私ただの顔ファンどころか最低な人間みたいになってるけど、古川さんのお顔が最高に好きなだけなので許してください。美しいよ…造形美だよ……

1. Heartless

2. summer time

3. 世界の王(ミュージカル「ロミオとジュリエット」より)

4. 飲みに行かないか?

5. I KNOW

6. 愛と死の輪舞(ミュージカル「エリザベート」より)

7. Stay Green

8. ユラリ・フラリ

9. fate

10. 並みの男じゃない(ミュージカル「モーツァルト!」より)

11. Baby

12. hERO

13. Love Song

-------アンコール----------------------------------

14. 大切なもの

15. signal

 

2019現場まとめ

というわけで古川さんのライブで今年の現場納めでした!振り返ってみると、

 

1/13 Red Velvet ARENA TOUR in JAPAN “REDMARE” @神戸ワールド記念ホール

1/27 2019 WANNA ONE Concert [Therefore]∴Therefore, We Were One ライブビューイング

2/4 宝塚宙組公演 『黒い瞳/VIVA! FESTA! in HAKATA』@博多座

4/13 NU'EST CONCERT Segno in Seoul @ソウル オリンピック体操競技場

4/14 NU'EST CONCERT Segno in Seoul @ソウル オリンピック体操競技場

6/15 ミュージカル『エリザベート』@帝国劇場

6/16 Red Velvet 『ReVeluv-Baby Party 2019』@豊洲PIT

7/27 Red Velvet Fanmeeting “inteRView vol.5” @ソウル オリンピックホール

8/4 SMTOWN LIVE 2019 in Tokyo @東京ドーム

9/1 ミュージカル『マリー・アントワネット』@ソウル D-CUBEアートセンター

10/12 ミュージカル『マリー・アントワネット』@ソウル D-CUBEアートセンター

10/13 ミュージカル『マリー・アントワネット』@ソウル D-CUBEアートセンター

11/23 Red Velvet 3rd Concert 'La Rouge' @ソウル 高麗大学ファジョン体育館

11/24 Red Velvet 3rd Concert 'La Rouge' @ソウル 高麗大学ファジョン体育館

12/5 古川雄大TOUR 2019 ~Love Songs~ @ZEPP DiverCity

 

コンサート(含ペンミ)10公演/ミュージカル5公演 計15公演でした。

なんか体感的にはすごくいろいろ観に行ってた忙しない一年だったからもっとあるかと思ってたけど、数字にしてみるとあんまりたいしたことないな…充実感はあるけど。ワナワンって解散したの今年か…なんかもっとずっと前のことのような気がする。レッベルの日本ペンミとかあったね!あったね~~~~なんで記事書いてないんだろ~~~~~SMTも初めて行ったね。これもスタンド最前っていうすさまじく良い席だった。花道目の前だった。楽しかった思い出しかない…

幸せだなあ。行きたいものほとんど行けて(もちろん取れてないチケットもあるよ…宝塚はほんと取れないなんなの……)、好きなものがたくさんあって、好きなものを抱きしめることができて幸せだ。

2020年はもっと最高の現場ライフとなりますように!

 

今年5億回見た動画

 
 
 
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#연습 #아이린 #sunnysideup #redvelvet choreo_ @sunny7907

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こういう系統のダンス踊ってるアイリンさんが一番すきだな……このsunnyさん?ソンヒさんっていう振付師オンニとは特にアイリンさんは仲良くしているイメージがあって、当たり前なんだけど、こうやって表に見えないところにもちゃんとメンバー以外の大事な人がいるんだろうなあと思うと鼻の奥がツーンとなるんだよ。

 

はてなで選んでいただいた話

blog.hatenablog.com

去年、『82年生まれ、キム・ジヨン』という本について書いた記事を上記でまとめていただきました。突然の通知で驚いたけど、こういうことは初めてでとても嬉しかったな~~~最近は上野千鶴子読んでます。

 

今年3億回見た動画


Cover | JAEHYUN - I Like Me Better (Lauv)

I like me better when I'm with you.....僕はきみといるときの自分が好きなんだ…………私はあなたの顔が好きです……これは国連で保護するべき顔では?何があってもこの顔だけは保護しましょうという条約を定めるべき顔なのでは???顔の天才。というかさ~~~~~~~~~~~~絶対「俺イケメン」って思ってるじゃないですか??!?!?!!!エッフェル塔のそばを白Tとジーンズだけで歩ける男は「俺、顔が良い」って思ってるって相場が決まってるんで。ハァ最高。自分の顔が良いことを自覚している男は最高(古川さん然り)なんでこの人アイドルになったのかな…全然ヒモになれる…全然遊んで暮らせるのに…わざわざアイドルになるなんて…努力家すぎて怖い…軽率にときめいてしまう…ああでも実はイケメンって人一倍努力しないと、「どうせあいつは顔がいいから」とか絡まれてしまうのかな………え~~~~~~ん顔が良い者の悲哀…孤高の苦しみ………………(※すべて妄想です)

 

あっぷるみゅ~じっく

 

ウェンディのこと

重くてめんどくさいオタクの戯言、一年も終わろうかという時に読むものではないので、嫌な方は飛ばしてください。私は私が今感じていることのために書いておく。

ウェンディが大怪我をしました。25日SBS歌謡祭典のリハーサル中、ウェンディが怪我のためリハを中断。救急車で運ばれるほどの怪我という突然の知らせ、ツイッターを更新しても更新しても状況が分からない、膨らんでいく不安の中、なすすべもなくただ待つしかないという時間は、あの日にそっくりだった。スンワニ、生きていてくれてありがとう。きっと治そうね。綺麗に、傷一つ残りませんように。

私は、SBSに怒れなかった。正確に言うと、怒りが湧かなかった。そんな気力もないほどショックで、悲しくて、不安だった。ファンがSBSの軽薄な謝罪文に怒ってタグツイートで糾弾し、SMに対してはSBSを訴えろとまで言っているのを見ながら、自分の中の違和感が止められないほど大きくなっていくのを感じた。結果的にSBSは2度目の謝罪文をアップしたけど、5日経った今も私のTLにはタグやら大統領請願のためのURLやら、いろんな「怒りの声」を含んだツイートがまわってくる。私は、怒るべきだったのだろうか。ミスによりウェンディに大怪我をさせたSBSに怒りを抱くべきなのだろうか。怒りが湧かなくてもファンは、ファンなのだろうか。

タグが怖い。一人の怒りがタグになって、一つのタグが大きなうねりとなって、流れを変えていくのが怖い。ファンが「ファンダム」となる時。ファンダムがアイドルの道筋に介入するということは、それが良い結果をもたらすとしても、例えばプデュの不正問題や、例えばポストイット事件などと紙一重じゃないかと思う。私は集団の力が怖かった。集団が狂気に変わっていくあの感覚が怖かった。ミュージカルMAを観ながら、民衆が自らの暴力によって刎ねた首を棒の先端に刺して、王妃のいる部屋の窓から見せつけ歌い踊る場面では、いつも吐きそうになって目を伏せていた。

その怖さを上手く言葉にできないまま、タグの動きに懸念を示すツイートを何度かしていたら、一人のフォロワーさんからフォローを外されていた。最初に私が批判ツイをしたときに空リプで反論してきてくれていた。きっと許せなかったんだろう。傷つけてしまった。大好きなフォロワーさんだった。いつも冷静で、推しを取り巻く環境に対して少しだけ過激で、そんなところが大好きで特別なフォロワーさんだった。たまにしていたリプでの会話を思い出して、泣いた。すごく、しんどかった。

一昨日開催された最初で最後のサイン会で4人が明かしてくれたウェンディの様子。ジョイが「あの謝罪文に私も怒りが湧いたけれど、ファンのみんなが動いてくれたからありがたかった」と本心を打ち明けていて、正直打ちのめされたよ。

怒る気持ちはよく分かっている。「怒りが湧かないほどショックだった」と書いたのは、怒っている人たちより私の方が悲しいなんて意味を込めているわけではないし、ただ私はこういう性格で、怒るべき時に怒れなくてただ傷ついて、でも怒りとして表明できないからその傷をずっと抱えてはたまに取り出してまた傷つく、その繰り返しで生きてきた。だから、本当は怒れた方がいい。絶対にその方がいい。怒ることはエネルギーのいることだし、疲弊して傷ついてとても大変なことだけど、怒るべき出来事というのは確実に存在するし、「怒り」という形であっても自分の意見は言えた方がいい。

デモとか、苦手だ。あの雰囲気に偏見を抱いているのだ。ポストイットの時にそういうこと書いたら「ここに書かれていることはヘイトスピーチですね」ってコメントがついた経験があるから、なんかどこまで言っていいか分からないんだけど。何か、大きなものに対する諦観のようなものがあるのかな。政治家は「政治家」という生き物だと思っているし、芸能人も「芸能界」という特殊な場所に生きる限りなく特殊な人たちだと思っている気持ちがどこかにある。ジョイは言ったという「危険な環境で活動してきたからそれが当たり前だと思っていたけど、今回のことでそれが間違いだと知った」と。あまりにも正論だった。

 

自分が何かに偏見を抱いている人間だと気づかされることは、歳を重ねるほど苦しくなる。

 

K-POPが大好きだった。K-POPが生み出す音楽が好きで、K-POPの生み出すあらゆる世界が好きだった。じょんがいなくなって、K-POPのことはどうでもよくなった。目の前の大好きな推しを大事にしなきゃ。私はレッドベルベットが大好きで、K-POPのことなんてどうでもいいよ。SBSのこともどうでもいい。業界のことなんてどうでもいいの。何かの運動の旗印に、彼女たちの人生を使わないでよ。『82年生まれ、キム・ジヨン』のことでアイリンさんがバッシングを受けた時だって、本当はそう言いたかった。自分の思想を重ねながら、彼女たちの人生を見るのはやめて。

ただ、彼女たちの歌を聴いていたいのに。彼女たちが歩いている道と、私が歩いている道は違う。それでも同じスピードで、たまに手を繋ぎながら、それぞれの道を歩いていたいだけなのに。大きなことを成し遂げなくていい、ただ、一緒に人生を生きていきたいだけ。何が正解なのか分からなくて、つらい。なんだか大事なことを見落としそうな気がして焦っている。ファンって何なんだろう。こんなこと、考えたくなかった。

 

会社が廃業した

はてなトップに割と頻繁に掲載される他人の退職エントリ、あれを読むのが好きで、見かけるとついクリックしてしまう。だいたいIT系の方の記事なので、業績などは読んでいてもちんぷんかんぷんなことが多いのだけど、なんだろうな、人生の道を選んでいるその瞬間の記録が好きなんだろうな。

というわけで退職エントリです。といっても私の場合は自ら会社を辞めたわけではなく、会社が自ら辞めた……………??????つまり廃業しました。通告されたのは10月、突然社長から「12月で会社なくなるから」「え?ウケるんですけどww」いや本当ウケません?だってバイトとして入ったのが去年の夏で、1月に修論出してそのまま社員になって、一年を目前にして会社なくなるってwwwwwwwwwwファーwwwwwwwwww私の人生面白すぎるな!!!まあ社長にはいろいろ思うことあるけどね……(遠い目)

というわけで11月~12月は会社行ってもやることなくて、掃除したりブログ書いたり本読んだりマジ寝したりブログのカスタマイズまでしちゃったりなんかして…暇ってつらい。この「行ってもやることがないのにどうして行かなくちゃならないんだろう」ってガクンとモチベーションが下がる感覚が一番つらかった。頭は分かっていても、体が朝起きてくれない。まあそうじゃなくても起きてはくれないんですけど。

来年以降のことはいろいろ考えたけど、以前から興味を持っていたことがあるのでちょっと新しいことに挑戦してみたいなと思ってます。失業保険なんかも少しもらってみようかな、なんて。会社都合だから最初から出るしね。また人生の経験値が増えてしまうな~~~~~

嬉しかったのは、主に私がメインで担当していた取引先の方が直々に連絡くださって「うちに来ませんか」と言ってもらえたことでした。その時はもうどうするか決めてしまっていたので丁重にお断りしたけれど、一年にも満たない期間しか関係がないのに、こんなぺーぺーを信頼してくださっていたのかなと思えたのはすごく嬉しかったし、ちょっとした自信になったな。会社の上司や先輩も、みんな大学出て普通に日本の会社に就職して…という方ばかりではなくて、留学したり海外で働いたり、また帰ってきてそこから仕事探したり、社会人で大学院行ったり、「普通」とされるレールからは外れていてもその時その時で人生を自分で掴んで生きている人たちだったから、私はそれを聞いて「そういう生き方していていいんだな」って思えたことが一番の収穫だった。そんな憧れの上司から最後に「(私のことを)20年前の自分を見ているようだった」っていう言葉をかけてもらえて、痺れました……

会社なくなるんだ~って呑気に報告した友達みんなが「は?」みたいな反応してきたのは面白かったwwわざわざ電話かけてきてくれたのにそのまま言葉を失ってる友達、「飲もう…」って言ってくれた友達、社長のやり方を怒ってくれた友達、みんな大好きだな。ありがたいな。ある友達に「(私は)10年後に何してるか分からないよね、そういう人は周りに他にいない」って言われて、それが一番嬉しかったかな。10年後どころか、一年後にどこで何しているのかも今のところ分からないんだけど、想像のつく毎日より想像を超えてくる未来がいい。その気持ちが明白になった。来年楽しみです。どんな日々が待っているんだろうと思うと。どんな出会いがあるんだろうと思いを馳せると。こうやってワクワクして、生きていきたいな。

現場も観劇も全然行くよ~~~~~~~~ちゃんとお金やり繰りしよ…我慢はしたくないから…

 

 

 

今年もまた一年、このブログを訪れてくださった皆様ありがとうございました。

2019年はブログを通した出会いがあって、私の気持ちに寄り添ってくれる人がいることが分かって、やっぱりこの場所が大事だなと再認識できた一年でした。

来年はもうちょっと真面目に書きたい。これは毎年言ってるんですけど。

皆さまよいお年を。

どうか健康で、幸せで、良いことだけがありますように。