(※ネタバレあります)
ドームツアー初日となる13日、ばんたんのライブに参戦してきました。
今回公演チケットがとれただけでもびっくりだったけど、グッズ抽選まで当たってしまったからこわい。手持無沙汰になるのが嫌でボムが欲しかっただけなんだけど、無事にゲットできてよかった。
これが私にとって今年最後のライブだったけど（にゅぶるアンコン行けないTT）、思えばれっべるは行きたいところ全部行けたし、ワナワンはAブロックだったし、今年のチケット運すごかったな～～～来年もこの調子で！チケットの神様頼む！！
そんな感じで感想レポを。
セットリスト
1. IDOL
2. Save Me～I'm Fine
3. Magic Shop
4. Just Dance(JHソロ)
5. Euphoria(JKソロ)
6. I NEED YOU(JP ver.)
7. Run(JP ver.)
8. Serendipity(JMソロ)
9. LOVE(RMソロ)
10. DNA(JP ver.)
11. メドレー(フンタン少年団～進撃の防弾～FIRE～ペプセ～DOPE)
12. Airplane pt.2(JP ver.)
13. Singularity(Vソロ)
14. FAKE LOVE(JP ver.)
15. seesaw(SGソロ)
16. Epiphany(JNソロ)
17. 전하지 못한 진심(ボーカルライン)
18. Outro : Tear(ラップライン)
19. MIC DROP(JP ver.)
アンコール-----------------------------
20. So What
21. Anpanman
22. Answer : Love Myself
こうやって見ると日本語ver.多い…わかってたけど…
ばんたん大好きだけど別にアーミーってわけでもないし、追ってると言えるほどでもなくて、ただ単純に曲がすきなので日本語ver.だと微妙にノリ切れないのが残念だった。あと天井席だったせいか歓声の反響がすごくて、割と音が聞こえなかったです…'IDOL'で登場した時とか最初本当に何歌ってるのかわからなくて、振り付けで判断したｗｗよくみんな掛け声のタイミングわかるなって思った。そもそも歓声がほんっとうにすごかったです。ドーム初めてじゃないのにびっくりした。これがアーミーって思った。
でも近くで見たいという欲があるわけでもなかったし、なんなら末席でいいから加えておくれ…という気持ちで行ったので、見やすくて演出も正しく把握できる天井席最高でした。
'Save Me～I'm Fine'と'Magic Shop'はこんな初っ端でやる？！って感じで少しがっかりしちゃった。もっとこうテンション上がりきったところで、ちょっとトーンダウンする意味を込めて聴きたかったし、なんなら泣きたかったし、デトックスしたかった（？）
あと'낙원'も'Love Maze'もないどころか'Best Of Me'もないのまじで…なんで……'Best Of Me'を聴きに行ったようなものなのに…………'낙원'はまだわかるけど（わからないけど）、'Love Maze'もさ、「愛の迷路の中で僕の手を絶対に離しちゃダメだ」って今だからこそ聴きたかったな。
でも'Magic Shop'のゆーしょーみー（あいるしょーゆー）！の掛け合いができたので満足です。たのしい。暖かい。
ソロはみんなすごかった。
ほそくさんはメインステージから花道、センステまで贅沢に使って、ダンサーさんの数も一番多かったと思うけど、ドーム中をジェイホープ一色に染めてた。アイドルでもダンサーでもなく、エンターテイナーっていう感じ。ここはクラブっていうくらいの盛り上がりだった（行ったことないけど）。最初せり上がって登場してきて、そのままステージの一部分だけ高く上がっていって、細い台の上で踊ってたんだけど、絶対揺れてるだろうにすごいなあと思いました（小学生の感想）（でも本当にすごかったんですよ）
じょんぐっくの'Euphoria'は大好きすぎてもう逆に記憶がない。
'Serendipity'のじみんちゃんは、「踊る」というより「舞う」だった。舞いを見ていた。緩急がはっきりしていて、動いているのに止まっているような、時間や空間さえも操っているような、そんな美しさでした。すき。
あーーーーるえむさんは'LOVE'のときストライプ柄のロングガウンみたいなものをお召しになられていたのですが、振り返るとその広い背中に綺麗な薔薇の刺繍がされていて非常にときめきました。
'Singularity'のててちゃん、MVと同じようにマネキンと自分の手を使って２人いるように見せかける振り付けで始まるんだけど、それが上手すぎて魅入った…。すごく妖艶で。仮面をつけたダンサーさんとの掛け合いもきれいだったなあ。
そのあとそのまま'FAKE LOVE'だったのが最高に良かった。やっぱり轉の世界観が一番すき。
そういえばこのときマイクトラブルだったのか、ほそくさんだけ音が出なかったんだけど、ざわざわした雰囲気の中自分のパートを顔色一つ変えずに歌い切って、それから踊りながらマイクの調整してたほそくさんほーーーーーんとにかっこよかったです。
'seesaw'のゆんぎさんはとりあえずセクシーすぎて記憶にない。ソファに寝そべって登場したり、小さ目のベンチみたいなのを使ってシーソーを模した振り付けだったり、すごくアダルティなステージでした。生きてるだけで色気を放つミンユンギ。すき。。
途中で「いっしょに！」って言われたんだけど曲の難易度が高すぎて無理ｗｗツイッターで「seesawハラスメント」って言われてて笑ったｗｗｗ
'Epiphany'のじんくんは一番歓声がすごかった気がする～！ピアノを弾きながら登場して、最後のハイトーンが終わるころには自然と拍手が起きていた。スクリーンの映像がとにかく幻想的で美しかったです。じんくんにぴったり。
'DNA'のときの衣装がすきだった。色とデザイン違いのジャケット。
RMさんのソロのあと、そのままセンステに６人が上がってきて'DNA'に入るんだけど、RMさんのジャケットを持って来て着替えをささっと手伝ってあげていたのがほそくさんだったので「やっぱり94…♡」ってなりました。
そういえばじみんちゃんは青い髪だったからどこにいても見つけやすかった！ありがとう！
'Tear'がすごくすきで、あの最初の一音からどんどん悲しみに溺れる展開も、T,E,A,Rをかけたその歌詞も何もかもがすきなのですが、３人が意外とゴリゴリな衣装でゴリゴリにラップするの見ていて「そういう解釈なのか」って思った。もっとこう「哀」の感情が全面に出るような曲かと思っていた。ゆんぎさんのメロディラインがいいですよね。
何気にだいすきな曲の'進撃の防弾'がメドレーの一部とはいえ聞けたの嬉しかった！
セトリに対してごちゃごちゃ言ったけど、アンコールの'So What'からの'Anpanman'が楽しすぎたので帳消しです。'So What'だいすき…！就活中何度これを聴いては励まされたことか。アリーナだったらジャンプしたかった。天井席では怖すぎた。
'Anpanman'があんなに盛り上がるのも日本が一番でしょう。RMさんからのあんぱんを待ってる間、一人でぽつんと座っていつも通り髪を何度もかき上げる癖を披露していたじみんちゃんかわいかった～～♡
最後の曲ずるすぎてちょっと泣けたわ。
今回本当は「もう行くのやめようかな」って考えた時が何度もあった。
チケット当たったときはbird問題ですごく揺れていたときだった。私は昔から秋元康という男の、女性を商売道具としてしか見ていない感じも、作る歌詞も、あまつさえ自身がプロデュースしたアイドルと結婚するところも全てがすきじゃなくて、そんな人間にオファーしたという事実にひどくがっかりした。'21世紀少女'を笑顔で歌ってくれる彼らと、何もかもが結びつかなくて。
あとファンダムの同調圧力も最高に嫌いなので、正直ドン引きしてた。余談だけど今回のママムの騒動も本当に「どうなの？」という思いが大きい。彼ら／彼女たちはあくまで仕事なので、いくら彼らのことを思った結果とはいえ、その仕事を奪うのはファンのエゴでしかないと思う。いい加減韓国人はファンがいるからこそアイドルがいるのではなく、アイドルがいるからこそファンでいられるのだということを学ぶべきです。
そしてこの騒動が落ち着き、やっぱり行こうか、次もチケットとれるとは限らないしと思ったところで今回のTシャツ問題だった。
もうこれに関してはツイッターでひとくさりもふたくさりも（なんならみくさりくらいは）言ってきたので、ここで議論する気はないけど、今回私を一番悩ませたのは「韓国に対してだけこれを問題視するのはアジアに対する差別意識の表れでしかない」という日本のリベラルたちの言葉だった。
つまり彼らによれば「原爆を落とした当のアメリカには怒らず、旭日旗にも意義を唱えず、普段から反戦を唱えてるわけでもないのに、今回のことだけこんなに問題視するというのは韓国とひいてはアジアに対する日本人の差別意識でしかない」ということであるらしかった。
悲しかった。悩んだ。自分の中に無意識に潜んでいる偏見や差別意識と向き合わなければいけないとき、すごく苦しい。
でも本当にそうだろうかとも思った。仮にこれが正しいとして、そしてそれはもちろん許されないことだけど、それだけではないと思う。韓国人が日本からの解放の歴史を子どもの頃から学んできたように、日本人も原爆とそれに伴う戦争の恐ろしさや悲しみを小さい時から繰り返し聞かされてきている。そこに共通するのは、戦争で犠牲になるのは罪のない普通の人々ということ。そうやって私たちは「原爆＝悲しいもの、二度とあってはいけないもの、デリケートな話題」であるということを日頃意識はせずとも潜在的に刻んできたはずだし、それに関連する画像を好きなアイドルがファッションとして消費していたら傷つくのは当然の話だと思う。
だからこそ私が一番怒るのはじみんちゃんでも、これを贈った人でもなくて、あれを使ったデザイナーだ。光復節を祝うのはわかる、原爆で戦争が終わったのもわかる、でもそれを並べて平気な感覚がわからない。もうそこはきっと国が違うから仕方ないのだろう、どの国にも歴史があり、何がタブーであるのか、対話を重ねて理解し合うしかないのだと思う。デザイナーはまさか世界的アーティストが着るとは思っていなかったのだろうし。
今回あまりにも大きな問題になってしまったから、保守（というかネトウヨ）もリベラルもみんなが絡んできて、その上そういう人たちって声ばかり大きいものだからかなり振り回されてしまったけど、何かあれば「韓国嫌い、中国嫌い、日本すごい！」しか言わない保守も「日本の悪行は世界にばれてますよ」しか言わないリベラルも同レベルだし本当に嫌いです。どちらも。だいたい政治的にどちらかに振り切れるやつなんてろくはなずがない。
あと謝罪の是非として、やっぱり騒動になってしまった点としてはするべきだと思ったけどタイミングよ……「なんだかんだ行ってよかったかなあ」と思ってたライブ後のテンション上がり切ったところで投下する……？そこ………？
まあアーミーが「やっぱりジミンから直接ファンに言ってからにしたんだね」って納得していたようなので私は何も言う権利はないかもですが。個人的にはＭステがなくなったタイミングで（少なくとも日本のファンに向けて）謝るべきだったのではと思います。
とりあえず私の意見としては、光復節を祝うことそのものを反日だと思ってるんだとしたらバカが！って言いたいし、かといって原爆の写真使った点を叩くことが差別意識だのなんだの言ってるんだとしたら「日本人がというよりも、人間としてあれで傷つくのは当たり前じゃ」と言いたいです。
日本は加害国です。でも同時に被害国でもある。韓国に対して誠意を持って対応する義務もあるし、間違ってると思うことには声をあげる権利もあると思うのです。どの時代の歴史も、一側面からだけで切り取ることは不可能なのだから。
そもそも原爆投下＝第二次大戦の終結と捉えていいのかとか、韓国人の持つ原爆への意識とか、アメリカ人の中にうずまく原爆投下の是非とか、いろいろな議論が見られて勉強になったことは確かだった。
そして、やっぱり、巡り巡って思うことは、じみんちゃんいつも幸せでいてね。
最後の曲、センステから始まってバクステに移動したあと、トロッコに乗ってメインまで戻るんだけど、メインステージの右端に着いたじみんちゃんはそこで一人だけ長々とスタンド席に手を振り続けて、それから走って左端まで行ってやっぱりスタンド席や見切れ席に顔をのぞかせていた。暖かい子。他人の思いのわかる子。
挫けそうなとき上からではなく隣で引っ張り上げてくれて、人生はつらいことだと言ってくれて、いつもともに闘ってくれて、自分を愛することを肯定してくれて、ありがとう。やっぱりばんたんの音楽がすき。
‘이곳에서 현실이 된 꿈, 그리고 새로운 내일로’
この場所で現実となった夢、そして新しい明日へ
