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SHINeeが好きだと大声で言おう : SHINee 正規5集 『1 of 1』 所感

あなたはSHINeeが好きですか?

 

初めて見た時、絶対好きにならないだろうと思った。というよりも、他をよせつけない威圧感すら感じるそのパフォーマンスに、「私の応援は必要ないだろう」と思った。私の応援でアイドルをどうこうしよう、成長させようと考えてるわけじゃないけど、SHINeeの前には私の応援などパワーにならないだろうと思ったのだった。

 

それが今やこんなにもSHINeeが好きだ。どのくらい好きとか、どのグループと比べてとかじゃなくて、ただただSHINeeが好きだ~~~~と言いたい。ファン歴が浅いなんて、他の人を見てはたまに余計なことを考えてしまうけれど、SHINeeの曲を聴いてる時間だけは、私とSHINeeしかいない一対一の空間に行けて、それはいつだって幸せな時間になる。

SHINeeの何がそんなに好きなのかって聞かれると、とても難しい。もちろんSHINeeのメンバー、曲、ダンス、ステージ、5人が5人であること、SHINeeとシャヲルの関係性、、挙げればたくさんあると思うけど、やっぱり理由はよくわからない。本当に「ただSHINeeが好き」だと思う。

こんなに好きだから、これ以上好きになる予定なんかなくて、むしろこれ以上は好きになれないんじゃないか、今の気持ちで頭打ちなんじゃないだろうかなんてバカみたいな心配までしてたのに、そんなハードルはやすやすと越えてくるのが彼らだった。

 

『Odd』が大好きで大切なアルバムだったから、これを超える作品なんて作れないんじゃないかなって思ってたのに、ティーザーの時点で「やばい…超えてきちゃうかもしれない…」って恐怖すら感じて、実際超えちゃったのが今回の5集『1 of 1』です。

 

 

今回、めちゃくちゃに好きな曲がある。

 

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『Feel Good』だ。

ソウルコンは行ってないため、私はアルバムの発売を待って全ての曲を聴いた。最初、この曲は他の曲と比べると「明るく」て「キャッチ―」で「楽しそう」な「親しみやすい」曲だなあなんて、普通の印象しか抱かなかった。それに比べたら『Prism』の方がかっこよくて、ジョンも作曲に参加してるし好きだなあとか、ティーザーの時点で気になっていた『透明傘』は予想通り切なくていい曲だなあとか、そんなことを考えていた。

歌詞の意味を初めて知った時も、単純に恋の歌かなって思った。

でもある時突然、違うな、そうじゃないなって感じた。

この曲はSHINeeそのものだって思った。

オニュさんが書いた『So Amazing』がSHINeeからシャヲルへの気持ちなら、この曲は私にとってのSHINeeそのもので、私からSHINeeへの気持ちを表してくれてるなあって。それに気づいた瞬間泣きたくなって、この曲は平凡な印象をとっぱらって一気に大切なものになった。

歌詞の中に「光」という単語が出てくる。これこそが彼らだ。夜が明けて朝日が世界を照らし出すような、まるでこの世界に産み落とされた時のような広がりを感じさせるイントロを抜けると、ジョンが歌う「僕の世界に、新しい光がじわじわと広がってくる音」「信じられないくらい強烈で、引きずられていく」という歌詞がある。ああSHINeeじゃん。『View』を初めて聴いた時のあの衝撃が蘇る。「なんだか不思議な予感」がした。ズルッと彼らの魅力に吸い込まれてしまったあの時の出逢い。

そうするとキーちゃんが繋ぐ「あの美しい光の向こう、眩しい光の向こう」。そう、いつだって彼らはスポットライトの眩しい光の向こうにいる。そもそもが輝くシャイニーなのだから。

オニュさんが優しく紡いでいく「このときめきと、天国にいるようなこの感じを君に」。これは彼らが立つあの幸せなステージではないのか。いつもこういう気持ちをもらってるよね。

「互いを知らなかった時間を超えて 世界で一番近くにいてくれる?」この一節が一番好きだ。SHINeeを知らなかった時間を、SHINeeと共に過ごす時間が超える日が来るかどうかはわからないけれど、もうそんなのは大事なことではなくて、今互いが互いを知って一緒にいるということ、出会ったことそのものが大切なんだよって言われてるようで。シャヲルはいつも、SHINeeの一番近くにいるよ!

 

(でもこの曲ってジョンソロでもテミンソロでもアルバムに入りそうだったのに、2人とも捨てたんだよねwwちょっとwww私ほんとに好きなのに~!ww)

 

 

反対に、ファンソングである『So Amazing』の歌詞を見ていく。いやもうオニュさんがシャヲルに向けて書いてくれたってだけで幸せTT

「君の手を伸ばして 緑の光の海になるように」オニュさんやメンバーの目にはこう映ってるんだなあというあの景色の一部になれることがとっても嬉しい。「僕はどうしてこんなにときめくのかな」っていう一節からは、ああ彼らも私たちと同じようにときめいてくれているんだ…っていう答えをもらえて、正直とても安心した。だってどうしたってわからないことある。信じるだけの立場が難しくなることもある。ステージを見る側の人間には誰でもいつでもなれるけれども、ステージに立ってライトを浴びる側の人間には選ばれないとなれないから。

「これだけは覚えててくれる?永遠の思い出になることを」「いつまでもいつまでも永遠であることを」こんなの泣いちゃうよね~TTやっぱりオニュさんってずるいんだよなあ…

でもこの曲って明るさが根底にあるし、ファンソングっていう曲の意義を考えてもコンサートではめちゃくちゃ盛り上がるんだろう。ハイハイハイ、SWVの一般販売まだ?

 

今回アルバム全体的に歌詞がとってもよくて、歌詞重要派の私はとても嬉しい。いつも和訳してくださる方々には本当に感謝しております。

 

『透明傘』ってオニュさんが好きって言うからすっかりオニュさんのイメージあるけど、実際作詞に参加したのはきーちゃんとミノくんだったね。でもなんとなくこういう切ない別れってジンギさんに似合いそうというか、結末はともかく、こういう大人の恋愛してそう。。別れた日は雨が降ってて、最後の挨拶の代わりに透明な傘を差しだしたのに、その傘は「忘れられない君の後ろ姿も 覆い隠せな」かった。なんて切ないんだろう…どこにでもありふれてるビニールの傘が、こんなふうに強烈に悲しいイメージを効果的に演出するとは考えたこともなかった。

ところでこの曲、元々はオニュとミノのコラボ曲の予定だったらしいけど、それもとっても素敵だろうなあと思うのでいつか聴いてみたいですね(^^)欲を言えば、MV撮ってくれんか~~~~ドラマ仕立てなやつ。カップルの彼氏役はオニュさんで、それでラップパートになるとミノの歌う映像が重なってくるような、ありがちなパターンのMVがこの曲を引き立てると思う~~~~というか私が見たいだけ~~~~~。

そして思ったんだけど、ミノのラップはこういう重めの曲がよく似合うのでは。声が低いから、悲しい曲に良いエッセンスを与えてる。ティファニーの『Heartbreak Hotel(

https://youtu.be/zQ6u3FO-aRM)』のラップとかやってほしい。あ、ちょっと、我ながら名案。反対に、ミノと比べるとちょっと軽い雰囲気のキボムさんのラップは、こういうストーリー性のある曲じゃなくて、ライブで盛り上がるようなかっこいい曲を引き立てると思う。それこそRDDとかLuciferとかAmigoとか。Get Downなんてめちゃくちゃかっこいいよキボムさま!

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さてそんなミノくんが作詞に参加してる『Lipstick』ですが。女性の唇を彩るリップスティックを丁寧に描き出したアダルトな歌詞ですが。「今夜、君と僕は同じ色になるよ」とは…あらやだミノくんハレンチ~~~!!!この曲の作詞に参加してると思うと、本当いつまでも年下だと思ってたミノくんがいつの間にこんな大人な恋愛しちゃってたの?!ってショックだよ…。

でも率直に言って、キスのことを女性の口紅の色と同じ色になるって表現するのすごく素敵だなと思う。ミノが一人で書いた歌詞とかないのかなあ。また作詞してくれるといいなあ。

 

そしてやっぱりLDN NoiseとKenzieが関わればハズレはないなあという印象の『Shift』。もうこの2組がコラボするっていうだけで期待が高まるけど、ちゃんとその期待を裏切らない出来上がりだった。きーちゃんの一番好きな曲っていうのも嬉しい。歌詞の内容的にも、曲のジャンル的にも、どことなく『View』から続いてるかな?っていう雰囲気がある気がする。

 

 さて今回、90年代をコンセプトにカムバックしたわけですけれども。

君たち、90年代を幼少期として過ごしたよね…?って思うよ。思うともさ!かくいう私もジョン~ミンキーの間くらいに生まれた人間なのですが、90年代の大衆文化に対する記憶なんてないよ。物心つく前だもの。もちろん彼らは資料とか見てちゃんとコンセプトに対するイメージは膨らませた上でカムバックしてるのだろうけど、やっぱり記憶はないんじゃないか…?特にてみちゃんとかキツイでしょ~?бvб

だから個人的には今回のファッションや、アルバムの色使い見てぶったまげたよね。

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「あー90年代ってこんなだったんだ」って思ったし、90年代が既に懐古されうる対象であることにも驚いた。あ、でもカセットは使ってた!カセットにダビングはしてた~!!モーニング娘。とかそうやって聞いてた^^そのあとMDもあったよね。あとCDの小さいやつ!

 

今回のステージで好きなのはこれ。

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映像、加工かけてる?って思うくらい雰囲気が出ている。一昔前のアナログテレビを見ているような画面になってる。なんでかな。シンプルな背景に衣装のせいかな。というかこのきーちゃんナニコレ。何この消防士みたいな帽子…?ヘルメット…?本当に90年代ってこれがトレンドだったのか??でもオーバーオールとかミノのサングラスとかはいかにもって感じがする。ちょっと探したらSMAPがこういう格好してる写真出てきそう。

 

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この日もとってもかわいくて好き。

オニュさん、完治したのかはわからないけど、でも踊れるようになってよかったTT

きーちゃんの後ろでかわいいポーズしちゃうジョン~すき~今回の活動は全体的にきゅるんきゅるんじょんひょんさんでしたね。でも『Prism』ではかっこよくなっちゃうんだよね…

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いつも思うんだけど、ジョンの「かわいい」と「かっこいい」の切り替えはどのようになされてるのか教えてくれ。スイッチがあるのか?それとも無意識なのか??まんまと翻弄されてばかりだよ!

 

『Prism』で始まるアルバムの曲順も好きだ。元々は1番に来る予定じゃなかったけど、出来上がってみたらSHINeeの色をとてもよく表してたから一番最初の曲になったんだとか。

カムバックするたびに新鮮なコンセプトで、いろんな姿を見せながら常に新しいイメージに挑戦し続けるSHINeeがやっぱり素敵だなと思う。

 

 

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SHINeeはどこまで行くんだろう。

好きだよシャイニー!!!!